砂糖の種類

 

砂糖はさとうきび、砂糖大根(甜菜)の絞り汁を精製し、結晶化して作る天然の甘味料です。

 

さとうきびと砂糖大根(甜菜)はどちらも光合成を利用して体内に砂糖の主成分であるショ糖を蓄えてます。

 

砂糖と言っても、その原材料や製法により呼び名は異なってきます。海外は砂糖といえばグラニュー糖!となるのに対して日本は砂糖といえば上白糖!が一般的です。

 

ショ糖の純度が最も高いものがグラニュー糖です。クセのない甘さが特徴で、お菓子作りに向いているとされています。

 

上白糖はグラニュー糖に比べると純度が低く、作る過程においてショ糖を果糖とブドウ糖に分解した転化糖が加えられます。グラニュー糖と比べるとしっとりとした質感が特徴です。煮物などのお料理に適したお砂糖といえます。

 

さらに、三温糖というものもあります。真っ白な上白糖やグラニュー糖と比べると茶色く色がついてるので何となく健康によさそうなイメージがありますが、ほんの少しミネラルが多いだけで栄養面だけでなくカロリー面においてもグラニュー糖や上白糖と大きな差はありません。

 

三温糖は上白糖やグラニュー糖を作ったあとの液を煮詰めて作られます。煮詰めていくうちにカラメルのように焦げてほんのりと茶色になっただけでサトウキビ本来の色というわけではありません。

 

白砂糖と三温糖の違いは煮詰めるとコクが生まれ、甘みが強くなるのが特徴です。煮物や佃煮、照り焼きといった和食に使われることが多く、きな粉とも相性がいいので和菓子にも適してます。

 

三温糖の色はカラメル化して茶色くなったものなので、黒糖・きび砂糖・てんさい糖のようなミネラル豊富な砂糖とも違います。きび砂糖は粗糖やきび糖などと呼ばれることもあります。最低限の不純物を取り除き、結晶化させたものなのでミネラルやカルシウムなどのさとうきび本来の栄養素が豊富に含まれてます。100gあたりのカリウムの量はきび砂糖が142 mgであるのに対し、白砂糖は2 mgです。さらに、マグネシウムや鉄分も白砂糖よりも多く含まれてます。

 

ごはんで言えば玄米でしょうか。色は茶色、味わいもまろやかでコクがあります。沖縄や奄美大島など、国産のものが多く出回ってます。

 

100gあたりの一般的なカロリー

グラニュー糖 : 387kcal

上白糖 : 384kcal

三温糖 : 382kcalです。

 

【参考】
macaro
https://macaro-ni.jp/39541

オリーブオイルをひとまわし
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2020/02/post-8518.html