からだの使い方

まず、正しい身体の使い方の”正しい”とは余計な力を使うことなく素早く正確な動作ができることです。

正しい姿勢とは最も楽で、最も安定していて、いつでも瞬時に動くことができる姿勢です。

 

学校で教わる正しい姿勢は「気をつけ」のように胸を張って背筋を伸ばして手や足もピンと伸ばす。だと思います。しかし、あなたはこの姿勢をずっと続けられますか?身体を緊張させると余計な力が入ります。不自然な姿勢は苦しいので長続きしません。

 

正しい身体の使い方を身に付ける前にやらなければいけないことがあります。

首で頭部をしっかり支える

身体の柔軟性を上げる

 

姿勢の悪さは自分が今までの人生をかけて作り上げてきた負の遺産です。

私も子どもの頃からずっと猫背だったのでこの何十年のツケをひしひしと感じています。

筋肉が固まって可動域が狭くなってマラソン、自転車、特にクライミングに悪影響があります。

 

姿勢が悪いと何一つとしていいことはありません。

無駄なところに筋肉がつくし体調や気持ちにさえ影響します。

姿勢が悪いと印象も悪くなり人間関係や信用にも影響を与えます。

 

最近はデスクワークが多くなり身体に負担の大きい作業もロボットがやってくれるのでしっかり自分の身体を使う機会も少なくなりました。機会がないのでわざわざ楽な姿勢を取らなくてもなんとかなってしまいます。なので正しい姿勢を身につける必要がなくなってしまいました。

 

正しい姿勢ができるようになると

人間の血管は毛細血管なども含めると約96,000km(地球2周半)もあるそうです。この血管に血液が流れてます。血液には多くの重要な役割があり血流によって全身に酸素や栄養素を補給し全身で不要になった老廃物や二酸化酸素を回収してます。血液と身体の組織との物質交換は毛細血管で行われます。

 

姿勢が悪いと血流が阻害されるためあらゆる病気の原因となります。猫背だと内臓が圧迫されるため脳への血流が阻害され頭がぼんやりして呼吸も浅くなってしまいます。その結果として生命力が衰えてやる氣がなくなって困難に耐える力も無くなってしまいます。

 

身体に余計な力が入るとこれが血管を圧迫して血流を阻害します。