バターの力

最初にまとめると次のようになります。

・脳の炎症が軽減される

・頭の回転が速くなる

・集中力が増す

・毒素を排出して腸内をきれいにしてくれる

・体の老化（酸化）を防いでくれる

・痩せやすくなる

・お腹が空きにくくなる

バターは動物性脂肪の王様で栄養豊富でビタミンAを多く含んでいるので疲労や体力回復に効果があります。

バターをとても体に良いものにしているのは酪酸塩（短鎖脂肪酸）です。

酪酸塩は腸内をきれいにし脳の炎症も軽減することが証明されてます。さらに血中コレストロールを下げて中性脂肪も減らしインスリン感受性を高めてくれます。

肥満を防ぎ、体温を上昇させ、ミトコンドリアの機能改善に大きな影響を与えます。腸内の善玉菌を増やし毒素が腸内に侵入するのを防ぐ働きもあります。

バターはほとんどの乳製品に含まれている有害な乳たんぱく質（カゼインやカソモルフィンなど）がほとんどありません。わずかに残る乳たんぱく質も発酵過程で変性していてほとんど問題にならないレベルです。

ただバターならなんでもいいかと言えばそうではありません。バターの持つ力を引き出したいなら干し草や飼料でなく牧草のみを食べて育ったグラスフェッド牛から作られたバターが理想です。

グラスフェッドバターは脂溶性ビタミン、抗酸化物質、酪酸、ビタミンA、D、E、K、カロチンがたっぷり含まれてます。さらに低カビ毒です。

グラスフェッドバターのように黄色い脂肪は栄養価が高く栄養分も濃厚です。脂肪を黄色くしているのはカロチノイドという物質です。カロチノイドが多く含まれていればいるほど抗酸化物質と栄養素と味わいが豊かです。

ただ、グラスフェッドバターは日本だとなかなかお目にかかれません。

・ケリーゴールド・ピュア・アイリッシュ・バター

・アンカーバター

最近はカルディや成城石井などで手に入るようになりましたしamazonでも購入できます。グラスフェッドバターが見つからない場合は飼料まで厳しく管理されているAOP認証を受けたバターがオススメです。一番手に入りやすいのはエシレバターでしょうか。

バターなどの脂肪を食べてもタンパク質や炭水化物や糖と一緒に食べなければ体は食事と認識しません。良い脂肪は満足感も与えてくれるのでお昼までお腹が空くこともありません。

朝にバターコーヒーを飲むと空腹感もなく断食のメリットも得られます。